中学受験終了組ののびこ母です。お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は「何故サピ親は大変なのか」。ちょい攻めます。
サピの記事はアクセスが爆増するので、じっくり書きたいと思っている小心者ののびこ母ですが、昨日、「SAPIXで苦戦する親たち」(マネーポストWEB)という記事を読んで、ウズウズしてしまった。思いつくままにつらつらと書いてみます。
私も著書を拝読したことがあるベテランのライターさんの記事なのに、まったくおこがましいにも程があるわ。所詮、n=1のひとりごとと、皆様も気楽に読み流してくださいね。
サピ生の親が大変なのは何故か
そんなん決まってるやろ。
「一を聞いて十を知る子たちだけに通用するスタイルを一般ピーポーたちに拡大適用しているから」。
「それが復習主義の中身だから」。
というのが私の実感です。
サピの復習主義はガチ中のガチ。何せ「テキストが当日配られる」のだから予習のしようがない。子も親も。そう、「子も親も」。
この意味するところはとても大きい。
親もしくは子(両方を兼ね備えていたら最強。そしてその家庭が実在するのがサピ)が高い能力を有していることが前提のシステム。サピに通う場合、このどちらかでなければ破綻をきたすと思う。
- 子にその場で目にしたテキストを授業で理解する能力がある。
- 親にテキストを初見で教えられる能力と時間がある。
他塾であっても「子が塾でどれだけ理解して帰ってくるか」がすべてのキモであることは同じなのですが、「テキストが当日配布」ということはその重要性がMAXレベルに引き上げられます。決定的な違いだと思う。
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世に神童はどれほどいるのか
SAPIXメソッドに乗れるかどうかは子が塾で理解できるか否かがすべて。
塾を選ぶに当たっては、テキストがどうとか御三家を狙うならとかいう話ではなく、己の子が「塾で理解できる子」であるかを考えることが大前提。
で、中学受験の塾で授業を理解してくる小学生が世にわらわらいるかというと、私は甚だ疑問なわけです。
ここで思い出すのは、のびこが予習シリーズの例題1も理解せずに帰ってくる日々に音を上げた私が「これ、小学生が授業で理解できるんですか」と塾の先生に問うて、「だって、あの子たちは神童ですから。」と返されたこと。
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「予習シリーズもそんな甘ないで」というのも、冒頭の記事へのウズウズポイントのひとつだったのですが、「『予習』シリーズ」を授業で理解できる子を塾の先生が「神童」と言うのだから、ガチ中のガチの「『復習』主義」で中学受験最高峰のサピのテキストを授業で理解することのハードルの高さよ。
スーパー神童はそんなにおらんやろ。
ごろごろおらんから神童ちゃうんか。
このブログの前提は「今の中学受験のレベルはフツウの小学生にはそもそもムリゲーである」なわけですが。
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サピだろうが、予習シリーズだろうが、家での親のフォローが楽なレベルまで授業で理解して帰ってくるのはごく一部の子だけということをもっと大きな声で言った方がいいと思うのであります。
ついつい長くなったので、「親の事情」は次回に続く。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。