親子の二人三脚で偏差値60まで上げられる。但し超難関は海の孤島。

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中学受験終了組ののびこ母です。

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

今回は親の頑張りで子をどこまで上げられるのかについて考えてみます。

nobikotohahanonasebanarublog.com

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偏差値60までは上げられる

親のサポート次第で子の偏差値を大きく上げられるというところが中学受験の両刃の剣であり、高校や大学受験とは大きく異なるところです。

終了組母の実感を伴う結論はこちら。

  • 偏差値10は親のサポートで引き上げることができる。
  • 偏差値60の難関校を狙えるところまで親子でたどりつくことはできる。

授業のサポートを続けて、なんとか毎日をまわしていくとこのふたつはみえてくる。大変ではありますが。

さらには、組分けテストを見直すと「ここもとれる。こっちもとれるじゃないか」という惜しいところがぽろぽろあり、それらを足していくと、超難関の志望校が射程に入る偏差値でさえ、そう遠くはない気がしたものです。

相手が小学生であるというリスク

ただし、これには「小学生のやわらかな心をこわさずに」という最重要の条件がつくのが本当にむずかしいところです。

中高生になると【親との対等度】が増してきます。時には正論で親を言い負かしたりすることさえある。

でも、小学生はまだそれができない。小学生にとっての反抗は中高生よりずっと「自分が負けることが前提」のもので、上手くかわして自分を守ることだって下手です。
自分の心を上手く言語化するスキルもまだ十分ではない。
体格だってちがうから、子から見上げる親は威圧される存在になる。

のびこは「言い返すと終わらなくなるから何も言わずに黙っているんだよ」というタイプ。頭を低くしてやりすごし、嵐が止むのをじっと待つ。もちろん黙っているからと言って心が傷ついていないわけではない。

本心がなかなか見えないので、気を遣いました。「ああ、ここまでかな。これ以上は精神的にムリだな。」とのびこの様子を見て、勉強を切り上げたり。

相手が心を持っていないロボットであれば、親はどこまでも引き上げられるのかもしれませんが。

 

 

 

ただし超難関は海上の孤島

個人差もありますので、数値には異論があるかと思いますが、中学受験において、親のサポートが偏差値に反映されやすいのは確かだと思います。しかもかなり効果的に。

けれど、6年生の後期、過去問にあたり始めると別の景色が見えてきます。またしても下手な図を描いてみましたよ。イメージね、イメージ。

超難関のイラスト

偏差値60までは階段状。子と手をつないでめっちゃスモールステップでコツコツと上がっていくことができる。
さあ、もうひと頑張りと思うのですが、その先にもう階段はない。
手を伸ばせば届きそうな気がするところに、高い頂のちっちゃな島が見える。
そこへ行くには今まで得たものを上手く使って、子がひとりで海を渡るしかない。

あっさりタケコプターでひらりと飛ぶか、パラグライダーを緻密に組み立てるか、ライフジャケットを装備して海に飛び込んで根性で泳いで辿り着くか、驚異的な脚力でルパン3世みたいに空を飛ぶか、羽が生える奇跡を期待してイチかバチか飛ぶか、して。

過去問対策を本気で始めるほどに、超難関校の域に行けるかどうかは子の領域だとわかってくる。もう親が手を貸してどうこうなるものではないのだと。ああ、これが桜井さんのいうところの「踊り場」なのだと。

 

 

こんなにやってきたのに辿り着けなかったという思いはありましたが、それがわかるところまで来られたというのは私が中学受験の結果に納得感を得られた大きな理由でもあります。

そして、のびこが言う「頑張った結果以上のものを出せる子がいる」はじめに)。
中学受験界でいうところの「一を聞いて十を知る」子たちの存在を身近に知り、「自分とはちがう」と譲らなかったのびこの感覚も私が得たものと同じものなのでしょう。

このあたりのことは長くなるので、また改めて志望校のカテゴリーでおはなししようと思います。

 

 

まとめ

「中学受験は親子の受験」の公式は「親の望む防衛ライン=子の基礎点+親の加点」と考えるのびこ母が「親の頑張りで子をどこまで上げられるのか」についてたどりついた結論はこちら。

  • 偏差値10は親のサポートで引き上げることができる。
  • 偏差値60の難関校を狙えるところまで親子でたどりつくことはできる。
  • ただし相手はやわらかい心を持つ小学生。
  • 過去問にあたり始めると「子の領域」が見えてくる。

親のサポートは両刃の剣。そのむずかしさは語りつくせません。

というわけで需要があまりない自己満なこの連載は続く。

ホント、よろしければお付き合いください。

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