志望校、攻めるか守るか。決め手は「なにがなんでも」なのか。

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中学受験終了組ののびこ母です。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
志望校についての悩みを「力」「性格」の順に振り返ってきました。
連載6回目の今回は熱望度について。

手でハートを作る女性のイラスト

 

最後に運を引き寄せるもの

私は「知力」「体力」「時の運」時代の高校生クイズが好きなのですが、受験も勝負事ですから近いものを感じます。最後は「時の運」を引き寄せる強い気持ちなのかなと。

御三家といえども鉄板組のお子さんだけで定員が埋まるわけではありません。学校別偏差値50より下でも合格者は出る(我が家の手持ち資料による。最新の資料で確認してくださいね)。

学力が拮抗しているこのお団子集団から一歩抜けるには何が必要なんだろうと考えると、最後は「なにがなんでも」の気持ちなんだろうなというところにたどりつきました。実は某塾の「NN」は最強のネーミングなのかもしれません。

迷っている時に出会った行動経済学の理論

行動経済学の理論「人は意思決定の際に得をするより損をしたくない思いの方が強い」というのがあるそうです。2月1日校を迷っている時、この言葉に目が留まりました。
この場合、「得」は某御三家合格であり、「損」はのび校の不合格(のび校=のびこの2月1日校=在籍校)。
欲深なことも重々承知で何度も書いてきておりますが、私の場合、偏差値Y60が中学受験のコストにペイすると感じるライン。もうね、これはしょうがない(過去記事 親は己と向き合うべし-心の奥底の望みはなに?-)。

私は「のび校をぜったいに落としたくない」という気持ちが強かったのです。

 

 

「2校とも第1志望」のむずかしさ

実はのびこは5年生の秋頃、「今後成績が上がっても下がっても第一志望は<のび校>にします」と決めていました。見学した中で、親も子もいちばん好きな学校だったので。
けれど、塾の先生から「第1志望校は背伸びをしたら届くところがよいから、御三家とのび校の両校を第1志望にしてやっていきましょう。明の星の結果を見て決めてもいいわけですから。」とのアドバイスを受け、その方針で6年生の秋までやってきました。

結果的にこれが私にはとてもむずかしかったです。

  • 子をプレッシャーでつぶさないこと。
  • 高い目標を持ち続けること。

中学受験はいろんなことの両立がむずかしいですが、これは特にむずかしかった。

この作戦はのびこを「なにがなんでも御三家!」と追いつめない大きな利点がありますが、同時に「なんがなんでも合格するぞ!」の強い気持ちを持ちにくいという大きな欠点がありました。

そしてそれは親である私も同じでした。
学校別サピックスオープンで合格可能性50%が出た時、意外に数字が出るんだなと驚いて、遠い憧れだった某御三家が初めて現実に思えてうれしかった。けれど、本当に届くのかもと思えた時に、どこか怖気づいてしまったのです。
2月1日に某御三家にチャレンジすることは2日以降のY60の学校を落とすリスクをとるということだから。

その選択が目の前に迫った時、迷って迷って決められなかった。
親がこれでは子は戦えない。
「親がふらふらしている」と言われても仕方がないパターンです(サピックスの模試とその考え方について)。

そして、やはりサピックスの先生のおっしゃることは正しく、それは本番において決定的な弱さになるのでしょう。この偏差値帯を中途半端な気持ちで戦えるはずがない。

 

 

そもそもが矛盾だった

「2月1日に某御三家を受験する条件は2回目ののび校の合格を取れること。」

これ、ずっとふたりで約束していたことなんですが、合格力判定サピックスオープンでようやく気付いたんです。「条件というかイコールだな」と。

Y60レベルの2回目を確実に取れる力があるなら、その時点でもはや御三家はチャレンジではなく、迷いは生じない。のびこの場合、ただの迷いの先送りになってしまっていたのです。

のびこの力では、御三家コースにいながらにして、1月の結果や志願者動向を見て2月1日校を判断する余力などないというのに。

この偏差値帯の戦い方の難しさ

この偏差値帯の女子の悩みは切実。
「トップ層にはいけないけれど、御三家を狙えるか狙えないかのところをウロウロしている感じの子」の場合、ホント、むずかしい。特に女子校志望。その理由は大きく3つ。

自然、この「踊り場」にたまることになる。戦いは熾烈。激戦必至のゾーンで、楽に勝てるはずがない。

高い目標を掲げることで伸びるというのは確かに一理ある。重要なのはその時期を見極めること。いつまでいつまで・・・と焦りながらも結論を出せずに、6年生の秋まで来てしまっていました。

 

とはいえ。
「案ずるより生むが易し」精神でとびこんでみたら意外にということも・・・。いやいや、でも・・・。

とまだしつこくぐるぐるする日々に終止符を打ったのはのびこ自身でした。
というはなしをいよいよ次回。我が家にも決める時が来ました。

 

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