中学受験終了組ののびこ母です。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回から直前期の戦い方を振り返ります。
私が「ミスったなあ」と思うことは大きく3つ。すべて6年生の秋以降です。
- 遅い決断。
- 気のゆるみ。
- 過去問の誤解。
【「遅い決断」についてはコチラ ↓ 】
♦中学受験 志望校の選択と直前期の戦い方
・志望校変更後の戦い方は受験の分岐点になる。終了組の実感です。
・サピックスの模試とその考え方について
・【実力編 其の壱】合格力判定サピックスオープンの結果公開。勝ち目はあるかを考える。
・【実力編 其の弐】「合格まであと何点」は遠いのか近いのか。親のカンピューター判定。
・【性格編】入試問題と伸びる環境から志望校を考える。それは入試会場でも適用される説。
・【NN編】志望校、攻めるか守るか。決め手は「なにがなんでも」なのか。
・中学受験のゴールは子が自ら歩き出したこの日。自分で決めた「6年間過ごしたい場所」。
・志望校について迷い悩むことは「己を知ること」に通じる。中学受験は人生だ。
のびこの気持ちがもどることはなかった
のびこの熱弁の翌日。私は2月1日校変更の連絡を塾に入れました。
その日の夜、先生から電話をいただき、「本人と直接話してみます」と言ってくださいました。「入学した上でのことはまったく心配することはない。12歳時点でのことだから、これから伸び方は変わる。」と。
そして、「本当にいいのかな。本人に悔いが残らないかな。」と結論を急がずに、2回目の学校別サピックスオープンを受けることを勧めてくださいました。
SSの席次も下降傾向だったのもあり、私は先生が引き留めてくださるのが意外で、「まだ可能性があるってことかな」と正直なところ、まだ未練がありました。
でも、のびこの意志は固く、先生とお話しした後ももう気持ちが戻ることはありませんでした。
合格力判定サピックスオープンでよい結果が出ても変わらなければ本物だと思っていましたが、某御三家校合格可能性60%を見ても、のびこの気持ちは変わりませんでした。「うん。大丈夫。のびこ、のび校、大好きだから。」
のびこは基本後ろを振り向かないタイプで、後悔するのは買うのを我慢した推し活グッズが売り切れて手に入らなくなった時くらいのもの。
この切り替えの早さがのびこの強みでもあり、裏を返せば、執着心の無さが弱さでもあり。
ここが「分岐点」だった
で、ようやくここで連載初回(志望校変更後の戦い方は受験の分岐点になる。終了組の実感です。)の「分岐点」につながるわけです。
のびこの気持ちは先生とお話しした後にも変わりませんでしたが、すぐにSSの某御三家コースから移ったわけではありませんでした。先生のお話には続きがありまして。
「今、のび校コースにうつると、のびこさん、ぶっちぎっちゃうんで。性格的にぜったいゆるんじゃうからおススメできない。冬休みの講習くらいからうつりましょう。」
中学受験を振り返って「分岐点だったな」と思うところがここです。
アホの極みの反省の弁
まず、先生の言葉をそのままのびこに伝えてしまったのがイカンかった。
某御三家校のSSでは席次が下がってきていて、戦意喪失・自信喪失。すっかりしぼんでいたところにこの言葉。
親子ともに「え、ぶっちぎり??? ウソでしょ。マジで?! ホントに?!」とうれしくなってしまった。アホの極みです。
そして、なんといっても、我が家の場合はここからの戦い方が中途半端になってしまいました。
SSで授業を受けながらも、「某御三家校受けないから、ここまでやらなくてもいいや」と、それまではわずかながらもあった食らいつく気持ちが薄れてしまった。まわりのお子さんが必死になっているこの時期に、です。しかも、親子そろって。
問題の取捨選択ができるほど受験を知るわけでもないのに。
志望校別コースの変更については、先生のおっしゃることももっともです。
けれど、「受けない」ことを選んだのびこが某御三家校コースの中にいながらにして、モチベーションを上げるのが困難だったのも確かで。
そして、「なんかうまくいっていない気がする・・・」のまま時間は流れ、第四回合格力判定サピックスオープンへと突入するのです。
この「志望校の選択と直前期の戦い方」シリーズ。お読みいただき、ありがとうございます。とても励みになります。引き続きお付き合いいただけましたらうれしいです。