中学受験のゴールは子が自ら歩き出したこの日。自分で決めた「6年間過ごしたい場所」。

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中学受験終了組ののびこ母です。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
連載7回目。2月1日校について「力」「性格」「熱望度」と悩んできましたが、我が家にもいよいよ決める時が訪れました。最後はのびこが「6年間過ごしたい場所」を自分で決めました。

【今までのうだうだはコチラ↓】
♦中学受験 志望校の選択と直前期の戦い方
志望校変更後の戦い方は受験の分岐点になる。終了組の実感です。
サピックスの模試とその考え方について
・【実力編 其の壱】合格力判定サピックスオープンの結果公開。勝ち目はあるかを考える。
・【実力編 其の弐】「合格まであと何点」は遠いのか近いのか。親のカンピューター判定。
 ・【性格編】入試問題と伸びる環境から志望校を考える。それは入試会場でも適用される説。
・【NN編】志望校、攻めるか守るか。決め手は「なにがなんでも」なのか。

決心する女の子のイラスト

 

「でもママ、そういうのってわかるんだよ」

11月のある日。第3回合格力判定サピックスオープンの直前のことでした。
のびこと並んで机に向かいながら、2月1日どうする問題をまたしてもうだうだと話していたら、のびこがいまだかつてない熱弁を始めたのです((注)のび校=2月1日校=在籍校)。

のびこ「のびこはさ、SSの最高3位じゃん。だからわかったんだけど、1位と2位はマジ神レベル。壁がある。のびこは頑張ってもこの子たちにはぜったい追いつけない。そういうのって、地味に傷つく。
小学校では塾で忙しかったし、楽な委員会とかだったけど、中学校に入ったら文化祭や体育祭の実行委員とかもやってみたいんだ。だけど、某御三家校だと自分を出せなくて引いてしまうかも。上位か、せめて中位にいたい。240人いて、たとえば200番から上げていくって、やる気出ないよ。

母「中学受験は狭い世界だし、その中でもサピはひとにぎりの子たちが集まる特殊な世界なんだよ。劣等感を抱く必要は全くないよ。某御三家校は順位だってわからないって聞くよ。」

のびこ「それは知っているよ。でも、ママ、ちがうんだよ。そういうのってわかるんだよ。学校の中の自分の立ち位置って。御三家って、うちの校舎の神みたいな子たちが東京とかそのまわりから集まってくるんでしょ。」

母「そりゃ神はいるよ。でも御三家だって神たちだけで席は埋まらないよ。のびこみたいな子だって、たくさんいるよ。それに、のびこはまだ小学生なんだから先のことはわからないじゃない。」

のびこ「でも考えてみたら、のびこが某御三家校に行きたいっていうのは今までやってきたプライドとか、先生のススメとか、ここまで頑張ってきたからまわりにすごいと思われたいとか、だったのかも。」

母「のびこは5、6年生で某御三家校に行く機会を得られなかったもんね。のびこが行けたのって4年生の文化祭の一度きり。まあ確かに、その時のイメージだけでSSで頑張り続けるのはむずかしいかもね。」

のびこ「のびこが一目ぼれしたのはのび校だけなんだ。某御三家校にチャレンジしなかった後悔よりも、のび校に行けなかった時の後悔の方がずっとのびこは引きずると思う。

母「それ、ママの影響もあるよね。ママが慎重すぎて、うだうだとさ。」

のびこ「ううん。それはない。のびこが決めた。中高の6年間、今みたいに神に追いつこうとするのを続けたら、いつかのびこは切れる。のび校にも神はいるかもしれないけど、のびこみたいな子たちもいっぱいいるだろうから、そういう子たちとみんなで頑張る学校がいい。のび校だったら大学で御三家に行った子たちに追いつけるかもしれないじゃん。のびこ、がんばるよ。がんばって、大学でチャレンジする。

 

 

のびこが自分で歩き出した日

のびこ、なんか、しっかりしてる。立派だ。今読み返しても感動する(←親バカ)。

親が乗せて、手をつないで歩いてきた中学受験のレールでしたが、最後は、のびこが自分で歩き出したなあと感慨深かった日。
ある意味、この日が我が家の中学受験のゴールだったと言ってもよいくらいです(うだうだの親を尻目に、子がさっさと歩きだしたの図ともいう)。

で、今回すごい大作になってしまったので、記事を分けます。次回へ続く。

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ちなみに、今回もタイトルに大苦戦。AIさんの力をお借りしました。きれいにまとめられたタイトルですが、当然現実的な「ゴール」はまだまだ先。怒涛の日々は続く。

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